心の聖い人は神さまから祝福を受け、罪のある人は悔い改めないと苦しみを受ける。
こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のヤコブ書3章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
モルモン書・ヤコブ書3章の要約と感想
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
ヤコブ書3章のオンライン版はここをクリック
※別タブ(画面)で開きます
心の聖い人への励まし
ヤコブは心の聖い人にむかって励ましの言葉を述べた。
- 確固とした(強い)思いをもって神様に頼る
- 篤い信仰を持って祈る
そうすれば、
- 神さまは苦難のときに慰めを与えてくださる。
- 神さまは弁護してくださる。
- あなた方を滅ぼそうとする者たちに罰をくだされる。
とこしえに、
- 頭をあげて(悲しみに沈んでいないで)、
- 喜びをもたらす神さまの御言葉を受け入れることができる
- 神の愛を欲味わうことができる
(1~2節)
罪のあるものは災いを招く
罪を悔い改めなければ
- 地は呪われて、産物を生み出さなくなる。
- レーマン人によって苦しめられ滅ぼされる。
- 義人が連れ出されてしまう。
※約200年後にこの預言は成就する。
(3~4節)
- 預言の成就
- (オムナイ書1章)
5)さて見よ,すでに三百二十年が過ぎ去り,ニーファイ人の中のひときわ悪い者たちは滅ぼされてしまった。
7)それゆえ,主は彼らに厳しい裁きを下された。しかしながら,主は義人が滅びることのないように彼らの命を助け,彼らを敵の手から救われた。
12)モーサヤはニーファイの地から逃げ出すように,また,主の声に聞き従う者も皆,モーサヤとともにその地から荒れ野へ出て行くように,主から警告を受けた。
13)そこでモーサヤは,主に命じられたとおりにした。また,主の声に聞き従う者も皆,その地から荒れ野へ出て行った。
外見によって見下してはいけない
ニーファイ人のあるものは、レーマン人の黒ずんだ肌の色をみて、罵っていた。
ヤコブは、レーマン人の不信仰とニーファイ人を憎む理由は、先祖の言い伝えのためであり、彼ら自身の責任ではないこと、レーマン人は、好色や多妻をせず、リーハイに与えられた戒めを守り、夫は妻を愛し、妻は夫を愛し、夫婦はともに子どもを愛していることを伝え、ニーファイ人が誇ることはできない、レーマン人を罵ってはいけない、と教えた。
(5~9節)
- 親の責任
- (ニーファイ第二書4章)
5)しかし見よ,わたしの孫たちよ,わたしはあなたがたに祝福を残さなければ,墓に入ることができない。見よ,わたしは,あなたがたが行くべき道に従って育てられるならば,その道から離れないことを知っているからである。
6)したがって,もしあなたがたがのろわれるならば,見よ,そののろいがあなたがたから取り去られて,その責任が両親の頭に帰するように,わたしはあなたがたに祝福を残す。
7)したがって,わたしの祝福のゆえに,主なる神はあなたがたが滅びるのを許さず,あなたがたと子孫を,とこしえに憐れんでくださるであろう。」
子供に対する責任
親の行いのせいで、子どもたちを悲しませ、
親の罪のために、子どもを救い主のもとから離れさせて滅びに至らせるなら
その責任は親にあるので、子どもの罪が親に追わせられる。
リーハイが孫に祝福を残したように、子どもを正しく教えなければ、その責任は親にある。
(10節)
罪から離れるようにとの勧告
ヤコブは
- 預言者の言葉を聴き、
- 精神に宿る能力を奮い立たせ、
- 死の眠りから目覚めるように、
- 悔い改めないままでいると訪れる地獄の苦しみから自分自身を解き放せ、
- 不貞や好色やあらゆる罪を遠ざけるように、
- そうでなければ、罪がもたらす恐ろしい結果がある。
と勧告した。
- 眠りから覚める
- (アルマ書5章)
7)見よ,神は彼らの心を改めさせ,彼らを深い眠りから覚まされたので,彼らは目覚めて神に従った。
まとめ
心が清く、確固として神さまに従う人が祈り求めるとき
神さまの助け導きを得て、神さまの愛を味わう。
これ以上の祝福はない。
富も権威も与えることのできない、永遠の祝福。
それは、神さまに従う決意と、清くあろうと悔い改めることによって与えられる
おまけ
心の清い者に語る言葉
固く信じて神の愛を味わう。
心の清くない者に
悔い改めよ、と告げる。
レーマン人が無信仰であるのは先祖の罪であって、
現在のレーマン人をそのために悪く言ってはならない。
親の悪い手本
子供を苦しめる。
子供を正しく教えない
親の責任になる。
ニーファイの手で作られたヤコブ版、その上にヤコブが記録している。