地の邪悪な王は滅ぼされる。
彼は天で神さまよりも高きにつこうとしたが、神さまに地に落とされ、
地で人々を惑わし、多くを引き倒したが、神さまに打倒される。
イスラエルは平和を得る。
こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のニーファイ第二書24章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
モルモン書・ニーファイ第二書24章の要約と感想
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24章(イザヤ書14章)も
イスラエルの救い→地上→霊界→天界→霊界→地上→イスラエルの救い
という「交差並行法(カイアズマス)」構成になっている。
約束の地に戻ってくる
神さまはヤコブの子孫を憐れみ、イスラエルの民をイスラエルに戻される。
異国の人々、異邦人たちが、ヤコブの子孫の子孫とともにイスラエルに結びつく。
他国の人々はイスラエルを助け、自分たちの約束の地、受け継ぎとして与えられた地に帰り、イスラエルの家はそれらを所有する。
神さまの聖地は神さまの僕たちのものとなり、神さまの僕たちが世を治める。
神さまはヤコブの子孫の悲しみと恐れを取り除き、つらい苦役を解いて、安息を与える。
※Israel は、「神に勝利を得させよ」を意味する
悔い改めて、神さまの前にへりくだり、救い主の力に頼るとき。
(1-3節)
ユダヤ人の最初の一団は紀元前538年に戻ってきてエルサレムとユダヤの再建を始めた。
ユダヤ人の大規模な帰還は紀元前520年に始まり、帰還した人々は次第にエルサレムの壁、都市、そして神殿をも再建していった。
- 再び選ぶ
- (ゼカリヤ書1章)
17)あなたはまた呼ばわって言いなさい。万軍の主はこう仰せられます、わが町々は再び良い物で満ちあふれ、主は再びシオンを慰め、再びエルサレムを選ぶ』と」。
- 見知らぬ者たち:異邦人
- (イザヤ書60章)
3)もろもろの国は、あなたの光に来、もろもろの王は、のぼるあなたの輝きに来る。
4)あなたの目をあげて見まわせ、彼らはみな集まってあなたに来る。あなたの子らは遠くから来、あなたの娘らは、かいなにいだかれて来る。
5)その時あなたは見て、喜びに輝き、あなたの心はどよめき、かつ喜ぶ。海の富が移ってあなたに来、もろもろの国の宝が、あなたに来るからである。
10)異邦人はあなたの城壁を築き、彼らの王たちはあなたに仕える。わたしは怒りをもってあなたを打ったけれども、また恵みをもってあなたをあわれんだからである。
地の王が滅ぼされる
神さまは、激しい怒りをもって民を打ち苦しめた者、恐怖で国民を治めた者を責める。
圧政を行っていたものがいなくなり、全治は安息を得て、穏やかになり、人々は声をあげて喜びを歌う。
バビロンの王が亡くなってから、圧政を行って苦しめるもの、攻めてくるものはいなくなった。
(4-8節)
しかし、暁の子、ルシフェルは、肉体を持たなかったので、墓に葬られない。
悪を行うものの子孫は名を忘れ去られ、顧みられることはない。
(18-21節)
- バビロン、邪悪な世界は倒される
- (ヨハネの黙示録17章)
5)その額には、一つの名がしるされていた。それは奥義であって、「大いなるバビロン、淫婦どもと地の憎むべきものらとの母」というのであった。(教義と聖約43章)
31)そして,サタンは縛られる。(ゼカリヤ書11章)
2)いとすぎよ、泣き叫べ。香柏は倒れ、みごとな木は、そこなわれたからである。バシャンのかしよ、泣き叫べ。茂った林は倒れたからである。
死後の霊の世界
そこには、強さのはなやかさも琴の音もなく、ただ、死せるものの中に数えらている。
(9-11節)
人々は非難の目で見て言う、
この人が人々を恐怖を陥れ、王国を支配し、戦争を起こした者か。
世界を荒野のようにし、多くの町を滅ぼし、捕らえたものを放さなかった者か。
(15-17節)
天から落ちた暁の子
神さまに反抗した、暁の子、ルシフェルは、天に昇り、神さまよりも高い王座に座ろうとした。
神さまによって、天から落とされた。
彼は、邪悪な世(バビロン)の支配者であり、すべての悪の支配者となり、地の国々を打倒した。
末の日に、神さまによって、地に切り倒された。
(12-14節)
- 天から落とされる
- (教義と聖約76章)
25)また,わたしたちはこのことも見たので証する。すなわち,神の前で権威を持っていた神の一天使が,御父から愛されて御父の懐におられた独り子に背き,神と御子の前から落とされ,
26)そして,滅びと呼ばれた。もろもろの天は彼のために泣き悲しんだからである。彼は暁の子ルシフェルであった。
27)わたしたちは見た。見よ,彼は落ちた。暁の子でさえも落ちた。
- 神さまへの反抗
- (モーセ書4章)
1)主なる神であるわたしは,モーセに語って言った。「あなたがわたしの独り子の名によって命じたあのサタンは,初めからいた者である。彼はわたしの前に来て言った。『御覧ください。わたしがここにいます。わたしをお遣わしください。わたしはあなたの子となりましょう。そして,わたしは全人類を贖って,一人も失われないようにしましょう。必ずわたしはそうします。ですから,わたしにあなたの誉を与えてください。』
2)しかし見よ,初めからわたしが愛し選んだ者ものであるわたしの愛する子は,わたしに,『父よ,あなたの御心が行なわれ,栄光はとこしえにあなたのものでありますように』と言いった。
3)あのサタンはわたしに背いて,主なる神であるわたしが与えた,人の選択の自由を損なおうとしたので,またわたしの力を自分に与えるように求めたので,わたしは独り子の力によって彼を投げ落とさせた。
4)そして,彼はサタン,すなわち,あらゆる偽りの父である悪魔となって,人々を欺むき,惑わし,またまことに,わたしの声を聴こうとしないすべての者を自分の意のままにとりこにする者となった。(教義と聖約29章)
36)そして,アダムは悪魔に誘惑された。見よ,悪魔はアダムの前にいた。悪魔は,「わたしにあなたの誉れを与えてください」と言いって,わたしに背いた。彼の求めた誉れはわたしの力である。また,彼は天の衆群の三分の一を,彼らの選択の自由によってわたしから背き去らせた。
37)そして,彼らは落されて,悪魔とその使いになった。
38)見よ,初めから彼らのために用意された場所がある。その場所は地獄である
- 人を誘惑する
- (ニーファイ第二書2章)
18)彼は天から落ちて,とこしえに惨めな状態になったので,全人類もまた惨めな状態にしようとした。そこで彼,すなわち悪魔であり,あらゆる偽わりの父である,あの年を経た蛇は,エバに,『禁断の実を食べなさい。あなたがたは死ぬことがなく,善悪を知って神のようになるであろう』と言った。(ニーファイ第二書9章)
9)そして,わたしたちの霊は,あの天使のようになっていたに違いない。わたしたちは悪魔の使いである悪霊となって,神の御前から締め出され,偽わりの父とともに,彼自身のように惨めな状態にとどまっていたに違いない。まことに,その者のはわたしたちの始祖をだました者であり,光の天使であるかのように装おい,人の子らをそそのかして人殺しをする秘密結社を作らせたり,あらゆる隠れた闇の業を行なわせたりする者である
バビロンは滅びて荒れ果てる
神さまは、バビロン(この世の邪悪)を滅ぼしつくす。
(22-24節))
- 名前
- (箴言10章)
7)正しい者の名はほめられ、悪しき者の名は朽ちる。
- 悪しきものの子孫は絶える
- (ヨブ記18章)
19)彼はその民の中に子もなく、孫もなく、/彼のすみかには、ひとりも生き残る者はない。
アッスリアが滅ぼされる
アッスリアがイスラエルの山々を超えてエルサレムに入ろうとしたとき、
神さまは、その軍隊を全滅へと導いた。
アッスリアによる苦しみや重荷はヤコブの子孫から取り除かれる。
これは末日にも起きる。やがてこのように,この世の国々は覆される。
(25-27節)
- くびき
- (イザヤ書10章)
27)その日には、彼の重荷はあなたの肩からおり、彼のくびきはあなたの首から離れる」。
ペリシテ人が滅ぼされる
BC720年ごろのイザヤの預言
・ペリシテ人を苦しめていたアッスリアの王は亡くなる。
・そのとき、ペリシテ人は喜ぶが、それはぬか喜びで、それ以上の苦難がペリシテ人を襲う。
・その結果、ユダが守られる。
(28-31節)
神さまに頼るものは助けを得る
神さまはシオンを造り、そこに来て、神さまに頼り、神さまを避けどころとする者は、助けを得る。
世の邪悪な力に頼るものは滅びる。
(32節)
- 貧しいものは救いを得る
- (ゼパニヤ書3章)
12)わたしは柔和にしてへりくだる民を、あなたのうちに残す。彼らは主の名を避け所とする。
まとめ
神さまに逆らい、自分を神さまのごとくに高くしようとこころに決めたものは
地に落とされ、人々を争わせ、数々の国を打ち倒した。
しかしさいごには、地獄の底に投げ落とされる。
自分が失い、決して受けることがない栄光を、
あらゆる手段を使って、この世の人が受けることを妨げようとしている
1節ずつ解説をいれてみます
2Ne24:1
イザヤ書の中で「ヤコブ」または「イスラエル」と呼ばれるのは、聖約を交わしながら世の中の誘惑にもひかれている人たち。
彼らが聖約により忠実になると、イザヤ書の中で「シオン」または「エルサレム」と呼ばれる人たちの中に入る。
彼らが誘惑に屈するようになると、イザヤ書の中で「バビロン」と呼ばれる人たちの中に入る。
イザヤ書の中では、霊的な聖さ、契約への忠実さ、によって、7つの分類をしている。
その中でヤコブ・イスラエルは5番目。
彼らは主の日に、悔い改めてより清くなり、シオン・エルサレムにのぼっていくか、世の誘惑や試練に屈して離れていくか、のどちらかになり、最終的にこの分類の人たちはいなくなると預言されている。
この章(節)で、主が憐れんで救おうとされているのは、ヤコブ・イスラエルの人たち。
彼らが主と契約を新たにし、悔い改めることで、主によって選ばれるようになる。
※召されるものは多いが、選ばれるものは少ない
彼らが(あなたが、わたしが)主に対する契約を守り続けることで忠実さを証明すると、主は彼ら(あなた、わたし)との契約を条件付きの契約から無条件の契約に変更される。
主は、彼ら(あなた、わたし)のいるべき場所、約束の地に連れ戻してくださる。改宗した異邦人もそこに住む。
※別の章に、清い動物と清くない動物が平和で調和して生きる、とある。
※別の章に(王や女王と表現される)異邦人が、ヤコブ・イスラエルの子孫を連れてくる。(肩に乗せ、胸に抱き:つまり庇護して)、とある。
※エジプトのヨセフが、飢饉のときに兄弟たち(イスラエルの子どもたち)に仕え、救い出したのと同じように。
2Ne24:2
主の僕たちの働きによって、イスラエルの集合の約束が実行される。
イスラエルの家は、主の僕(男性も女性も)を所有する。
自分たちを虐げた者たちの子孫で生き残った者や、虐げたことを悔いて主のもとに改宗した人たちもそこにいる。
そこには選ばれた人たちとそれより低い人たちが一緒にいる。
霊的に高い人たちは低い人たちに仕え、低い人たちが高い人の助けによって高く上っていく。
2Ne24:3
2Ne24:4
バビロンの王:古代においてアッスリヤの王がバビロンを征服したときに引き継いだ「宗教的な」称号。
※アッスリヤの王:政治的な側面
バビロン:偶像崇拝を意味する(イザヤは偶像崇拝的な側面を強調)
アッスリヤの王、バビロンの王が、民(ヤコブ・イスラエル)を支配し、彼らに課したくびき、杖、棒とは、偶像崇拝である。
アッスリヤの王が主の僕によって倒されると、民(ヤコブ・イスラエル)が偶像崇拝の抑圧から解放される。
彼らは、バビロン(偶像崇拝)の王に対して、あざけって言う。
2Ne24:5
杖、笏:アッスリヤの王
一時的に民を支配したアッスリヤの王を滅ぼす。
2Ne24:6
激しい怒りをもって民を打ち続けて苦しめた者、怒りのうちに国民を治めた者=アッシリアの王、バビロンの王
主がアッシリアの王を道具として用いて民を打ち、苦しめた。
アッスリヤの王が聖徒を滅ぼそうとしたので、主は彼を滅ぼされる。
2Ne24:7
福千年の始まり。シオンの贖い。
2Ne24:8
木:人々
斧:アッスリヤの王、人々を苦しめる人たち、高ぶる者たち
アッスリヤの王、人々を苦しめる人たちが倒れたので、残った人々は喜んでいる
2Ne24:9
下の地獄:死後の獄。ここにも階層があるのかもしれない。
あなた:アッスリヤの王たち
2Ne24:10
過去の暴君たちは、アッスリヤの王を偉大な者と思っていたようだ。
死後の獄で、アッスリヤの王を迎えて、自分たちと同じように力を失ったことに驚いている。
2Ne24:11
琴の音:アッスリヤの王が生きている間は、芸術や音楽でもアッスリヤの王をほめたたえていたようだ。
蛆が・・:死後、肉体が腐食し、蛆が腐食した肉体を食べる。
2Ne24:12
イザヤは、アッスリヤの王、バビロンの王、を型として用いている。
当時の出来事、古代の神話、様々な人物の特徴を重ね合わせている。
末の日に現れる暴君を表現するために。
そしてルシフェルもその中に入る。
自らを高めるものは低くされる。
地で起きる災いを避けようと天に上ろうとする人もいる。
2Ne24:13
高慢、慢心
2Ne24:14
自分の力で、自分自身を天と地の神にしたいと願う。
かつて、バベルの塔を築いた人たちと同じ願い。
メソポタミアの神話の神々がしたこと。
主は、人が霊的な梯子を高く昇るにつれて、その人を選びます。その進歩は昇栄の一つの形です。
ここで、願っているのは、偽りの昇栄への道です。
自らを高めるものは低くされます。
自らをへりくだるものは主によって高められます。
2Ne24:15
穴の底:最も深いところまで落とされる
2Ne24:16
2Ne24:17
アッスリヤの王がしたこと
※アッスリヤの王も一つの型であり、特定の人物だけを指すものではない。具体名はそれぞれ考えることができる。
※主の僕も同様。
2Ne24:18
2Ne24:19
埋葬されないこと:契約の呪い
死後埋葬されることを前提にしている:肉体を持つ実在の人物を想定している
2Ne24:20
名を知られることがない:その名前自体が忌み嫌われるものとなる
2Ne24:21
世界征服をもくろみ、実行した者が今や滅ぼされ、彼らの子孫も滅ぼされる。
2Ne24:22
主は主の民を救い出し、バビロンの王の力から地を取り戻す。
残りの者、息子、孫を失う:契約の呪い
息子:契約の用語、家臣としての地位を示す
2Ne24:23
はりねずみのすみか:不潔な動物が住んでいる
ほうきをもって、これを払い除く:完全な絶滅または破壊
2Ne24:24
神さまの計画は成就する。
はじめからおわりのことを計画しておられる。
2Ne24:25
すべての悪しき者、邪悪な者が地上から消し去られる。
アッスリヤの王は破壊のために選ばれ、彼自身も破壊される。
わが地:約束の地
わが山々:主の国々
散乱したイスラエルは捕虜にされ、束縛され、苦しめられるが、それらの重荷は取り除かれる。
2Ne24:26
国々の上に伸ばされた手(主の左手):アッスリヤの王
悔い改めないものを破壊するために用いられた道具
2Ne24:27
だれが・・・できるのか
主の僕が、アッスリヤの王を破壊する力を得る。
※主の手は、主の僕(主の右手)も示す
2Ne24:28
アハズ王:
死んだ年に・・・:
2Ne24:29
あなたを打ったむち:アハズ王
アハズ王が死んだことを喜ぶ人たちがいる。
ヘブライ語で「へび」または「snake」を意味する「nachash」という言葉は、「メシア」または「油注がれた者」という言葉と同じ数値を持つ。モーセが青銅のヘビを掲げたように、象徴として使われる。
根から:親から
マムシ:毒をもつヘビ
飛びかけるへび:ヘブライ語で「Seraph me’ufev」と書かれており、「seraph」は「セラフィム」と同じ言葉 。ですから、飛ぶセラフとなる 。メシア的な人物の型を示す。
※イザヤの霊的な梯子では、最上位にエホバ、次にセラフィム・セラフ、その次に神の息子・僕、次にシオン・エルサレム、次に・・・
ダビデの子孫がセラフの部類に達することを暗示する。
モーセやエリヤのような特別な力を持つ。
2Ne24:30
貧しい者、乏しい者:主の契約の民、義人、選ばれたもの
選ばれたものは平和の時を過ごす。
ダビデの子の死を喜ぶものは破壊される。
飢饉、殺される:契約の呪い
ダビデの子、主の僕の臨在または仲介によって、悪しき者の破壊、義人の救いがある。
2Ne24:31
ペリシテ人:主の敵
北:アッスリヤの王
2Ne24:32
破壊が訪れるときに、主の民は救い出される。
古代イスラエルの民がエジプトから出て、シナイに入り、ひとつの国民になったように、苦しみを耐え抜いた人たちがシオンに避け所を得る。


