モルモン書・ニーファイ第二書24章の要約と感想

モルモン書のニーファイ第二書24章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。

モルモン書のニーファイ第二書24章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。

モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

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モルモン書・ニーファイ第二書24章の要約と感想

モルモン書のニーファイ第二書24章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
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※別タブ(画面)で開きます

イスラエルは神さまの前にへりくだり、救い主をあがめ、救いを得る。
地の邪悪な王は滅ぼされる。
彼は天で神さまよりも高きにつこうとしたが、神さまに地に落とされ、
地で人々を惑わし、多くを引き倒したが、神さまに打倒される。
イスラエルは平和を得る。

24章(イザヤ書14章)も
 イスラエルの救い→地上→霊界→天界→霊界→地上→イスラエルの救い
という「交差並行法(カイアズマス)」構成になっている。

約束の地に戻ってくる

神さまはヤコブの子孫を憐れみ、イスラエルの民をイスラエルに戻される。
異国の人々、異邦人たちが、ヤコブの子孫の子孫とともにイスラエルに結びつく。

他国の人々はイスラエルを助け、自分たちの約束の地、受け継ぎとして与えられた地に帰り、イスラエルの家はそれらを所有する。

神さまの聖地は神さまの僕たちのものとなり、神さまの僕たちが世を治める。

神さまはヤコブの子孫の悲しみと恐れを取り除き、つらい苦役を解いて、安息を与える。

※Israel は、「神に勝利を得させよ」を意味する

イスラエルへの集合は、人の力ではなく、神さまの力によって成就する。
悔い改めて、神さまの前にへりくだり、救い主の力に頼るとき。

(1-3節)

(歴史)
ユダヤ人の最初の一団は紀元前538年に戻ってきてエルサレムとユダヤの再建を始めた。
ユダヤ人の大規模な帰還は紀元前520年に始まり、帰還した人々は次第にエルサレムの壁、都市、そして神殿をも再建していった。
参照聖句
再び選ぶ
(ゼカリヤ書1章)
17)あなたはまた呼ばわって言いなさい。万軍の主はこう仰せられます、わが町々は再び良い物で満ちあふれ、主は再びシオンを慰め、再びエルサレムを選ぶ』と」。
見知らぬ者たち:異邦人
(イザヤ書60章)
3)もろもろの国は、あなたの光に来、もろもろの王は、のぼるあなたの輝きに来る。
4)あなたの目をあげて見まわせ、彼らはみな集まってあなたに来る。あなたの子らは遠くから来、あなたの娘らは、かいなにいだかれて来る。
5)その時あなたは見て、喜びに輝き、あなたの心はどよめき、かつ喜ぶ。海の富が移ってあなたに来、もろもろの国の宝が、あなたに来るからである。
10)異邦人はあなたの城壁を築き、彼らの王たちはあなたに仕える。わたしは怒りをもってあなたを打ったけれども、また恵みをもってあなたをあわれんだからである。

地の王が滅ぼされる

神さまは、バビロンの王、この世の王、邪悪な世界の王、世の人を虐げた者と黄金の都を滅ぼされる。

神さまは、激しい怒りをもって民を打ち苦しめた者、恐怖で国民を治めた者を責める。

圧政を行っていたものがいなくなり、全治は安息を得て、穏やかになり、人々は声をあげて喜びを歌う。

バビロンの王が亡くなってから、圧政を行って苦しめるもの、攻めてくるものはいなくなった。
(4-8節)

諸々の王たちは、尊い有様で家族の墓に横たわる。
しかし、暁の子、ルシフェルは、肉体を持たなかったので、墓に葬られない。

悪を行うものの子孫は名を忘れ去られ、顧みられることはない。
(18-21節)

参照聖句
バビロン、邪悪な世界は倒される
(ヨハネの黙示録17章)
5)その額には、一つの名がしるされていた。それは奥義であって、「大いなるバビロン、淫婦どもと地の憎むべきものらとの母」というのであった。

(教義と聖約43章)
31)そして,サタンは縛られる。

(ゼカリヤ書11章)
2)いとすぎよ、泣き叫べ。香柏は倒れ、みごとな木は、そこなわれたからである。バシャンのかしよ、泣き叫べ。茂った林は倒れたからである。

死後の霊の世界

死後の霊界の地獄は、バビロンの王、邪悪な世界の王、支配者を迎え、みなともに、驚く。

そこには、強さのはなやかさも琴の音もなく、ただ、死せるものの中に数えらている。
(9-11節)

天に昇ろうとした暁の子、ルシフェルは地獄に落とされる。
人々は非難の目で見て言う、
この人が人々を恐怖を陥れ、王国を支配し、戦争を起こした者か。
世界を荒野のようにし、多くの町を滅ぼし、捕らえたものを放さなかった者か。
(15-17節)

天から落ちた暁の子

神さまに反抗した、暁の子、ルシフェルは、天に昇り、神さまよりも高い王座に座ろうとした。

神さまによって、天から落とされた。

彼は、邪悪な世(バビロン)の支配者であり、すべての悪の支配者となり、地の国々を打倒した。

末の日に、神さまによって、地に切り倒された。
(12-14節)

参照聖句
天から落とされる
(教義と聖約76章)
25)また,わたしたちはこのことも見たので証する。すなわち,神の前で権威を持っていた神の一天使が,御父から愛されて御父の懐におられた独り子に背き,神と御子の前から落とされ,
26)そして,滅びと呼ばれた。もろもろの天は彼のために泣き悲しんだからである。彼は暁の子ルシフェルであった。
27)わたしたちは見た。見よ,彼は落ちた。暁の子でさえも落ちた。

神さまへの反抗
(モーセ書4章)
1)主なる神であるわたしは,モーセに語って言った。「あなたがわたしの独り子の名によって命じたあのサタンは,初めからいた者である。彼はわたしの前に来て言った。『御覧ください。わたしがここにいます。わたしをお遣わしください。わたしはあなたの子となりましょう。そして,わたしは全人類を贖って,一人も失われないようにしましょう。必ずわたしはそうします。ですから,わたしにあなたの誉を与えてください。』
2)しかし見よ,初めからわたしが愛し選んだ者ものであるわたしの愛する子は,わたしに,『父よ,あなたの御心が行なわれ,栄光はとこしえにあなたのものでありますように』と言いった。
3)あのサタンはわたしに背いて,主なる神であるわたしが与えた,人の選択の自由を損なおうとしたので,またわたしの力を自分に与えるように求めたので,わたしは独り子の力によって彼を投げ落とさせた。
4)そして,彼はサタン,すなわち,あらゆる偽りの父である悪魔となって,人々を欺むき,惑わし,またまことに,わたしの声を聴こうとしないすべての者を自分の意のままにとりこにする者となった。

(教義と聖約29章)
36)そして,アダムは悪魔に誘惑された。見よ,悪魔はアダムの前にいた。悪魔は,「わたしにあなたの誉れを与えてください」と言いって,わたしに背いた。彼の求めた誉れはわたしの力である。また,彼は天の衆群の三分の一を,彼らの選択の自由によってわたしから背き去らせた。
37)そして,彼らは落されて,悪魔とその使いになった。
38)見よ,初めから彼らのために用意された場所がある。その場所は地獄である

人を誘惑する
(ニーファイ第二書2章)
18)彼は天から落ちて,とこしえに惨めな状態になったので,全人類もまた惨めな状態にしようとした。そこで彼,すなわち悪魔であり,あらゆる偽わりの父である,あの年を経た蛇は,エバに,『禁断の実を食べなさい。あなたがたは死ぬことがなく,善悪を知って神のようになるであろう』と言った。

(ニーファイ第二書9章)
9)そして,わたしたちの霊は,あの天使のようになっていたに違いない。わたしたちは悪魔の使いである悪霊となって,神の御前から締め出され,偽わりの父とともに,彼自身のように惨めな状態にとどまっていたに違いない。まことに,その者のはわたしたちの始祖をだました者であり,光の天使であるかのように装おい,人の子らをそそのかして人殺しをする秘密結社を作らせたり,あらゆる隠れた闇の業を行なわせたりする者である

バビロンは滅びて荒れ果てる

神さまは、バビロン(この世の邪悪)を滅ぼしつくす。
(22-24節))

参照聖句
名前
(箴言10章)
7)正しい者の名はほめられ、悪しき者の名は朽ちる。

悪しきものの子孫は絶える
(ヨブ記18章)
19)彼はその民の中に子もなく、孫もなく、/彼のすみかには、ひとりも生き残る者はない。

アッスリアが滅ぼされる

アッスリアがイスラエルの山々を超えてエルサレムに入ろうとしたとき、
神さまは、その軍隊を全滅へと導いた。

アッスリアによる苦しみや重荷はヤコブの子孫から取り除かれる。

これは末日にも起きる。やがてこのように,この世の国々は覆される。
(25-27節)

参照聖句
くびき
(イザヤ書10章)
27)その日には、彼の重荷はあなたの肩からおり、彼のくびきはあなたの首から離れる」。

ペリシテ人が滅ぼされる

BC720年ごろのイザヤの預言
・ペリシテ人を苦しめていたアッスリアの王は亡くなる。
・そのとき、ペリシテ人は喜ぶが、それはぬか喜びで、それ以上の苦難がペリシテ人を襲う。
・その結果、ユダが守られる。
(28-31節)

神さまに頼るものは助けを得る

神さまはシオンを造り、そこに来て、神さまに頼り、神さまを避けどころとする者は、助けを得る。

世の邪悪な力に頼るものは滅びる。
(32節)

参照聖句
貧しいものは救いを得る
(ゼパニヤ書3章)
12)わたしは柔和にしてへりくだる民を、あなたのうちに残す。彼らは主の名を避け所とする。

まとめ

神さまに逆らい、自分を神さまのごとくに高くしようとこころに決めたものは

地に落とされ、人々を争わせ、数々の国を打ち倒した。

しかしさいごには、地獄の底に投げ落とされる。

自分が失い、決して受けることがない栄光を、
あらゆる手段を使って、この世の人が受けることを妨げようとしている

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この物語からあなたは何を学びますか

ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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