モルモン書・アルマ書48章の要約と感想

モルモン書・アルマ書48章には、レーマン人の王となったアマリキヤがその地位だけでは満足せず、レーマン人をあおりたてて大軍を集め、ニーファイ人を攻めたこと。一方でニーファイ人は自分たちを守るために不本意ながら武器を取ったことが記されている。
ニーファイ人の司令長官モロナイの準備と人格、ニーファイ人の信条も記されている。
すべての人がモロナイのような人格を持っていれば、サタンは彼らの心を支配する力を持たないこと、ヒラマンや同僚の働きもモロナイと同様だったこと。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のアルマ書48章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

モルモン書のアルマ書48章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。
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モルモン書・アルマ書48章の要約と感想

モルモン書のアルマ書48章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
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アマリキヤはニーファイ人と戦うために大軍を集めた

レーマン人の王となったアマリキヤはすぐに、レーマン人がニーファイ人に反感を抱くように、ニーファイ人の悪口を聞かせた。
レーマン人だけではなくニーファイ人も支配するために、レーマン人の心をかたくなにして、思いをくらまし,彼らの怒りをかき立てるのに成功した。

アマリキヤは大軍を集め、ニーファイ人を奴隷にしようと決意した。
ゾーラム人がニーファイ人の戦力と隠れ場所と守りの弱いところをよく知っていたので、アマリキヤはゾーラム人を軍隊の連隊長に任命した。
連隊長たちはそれぞれの軍隊を率いてゼラヘムラの地を目指した。

※欲望には限りがない。大きな富や権力を手に入れても満たされることがない。アマリキヤは自分の欲のために軍隊を派遣した。民を守るためではない。アマリキヤは民のことなど気にしていない。
※誰かが、敵を作って悪口を言いはじめたら用心しよう。分断したり、支配したい、の欲のあらわれかもしれない。

(1-6節)

モロナイの準備

ニーファイ人の自由と土地,妻子,平和を維持し,主なる神のために生きることができるように、司令長官モロナイが行ったことは以下の通り。

主なる神に忠実であるように民の心を備えさせた。
軍隊を強化し,身を隠す小さいとりを幾つも築き,軍隊を囲む土手を造り,軍隊を囲む石垣も築いて,町と地の境,国の周囲一帯を囲った。
防御の最も弱いとりでに多くの兵を配備し、防備を固め,強化した。

※モロナイはニーファイ人を守るためにできることを尽くした。敵がどこを攻めてくるかを予測し、守るためにどうすれば良いかを考え抜いた。
※これで大丈夫という慢心や、手を抜くことはなかった。兵士を守り、民を守るために工夫を凝らした。
※モロナイの模範に従ってわたしたちにできることは何だろう

(7-10節)

アルマ書49章
8)しかし見よ,まったく驚いたことに,ニーファイ人はこれまでリーハイの子孫の中にまったく知られていなかった方法で,レーマン人に対する備えをしていた。ニーファイ人はモロナイの指示に従って,レーマン人と戦う備えをしていたのである。

モロナイの人柄と信条

屈強で勢いのある人
完全な理解力を備えた人
流血を喜ばない人
自分の国が自由であり,同胞が束縛や奴隷の状態にないことを喜びとした人
神が民に授けてくださった多くの特権と祝福について,神への感謝で胸をいっぱいにした人
民の幸いと安全のために大いに働いた人
確固としてキリストを信じた人
血を流してでも,自分の民と,自分の権利と,自分の国と,自分の宗教を守ると固く誓っていた人
血を流すことではなく,善を行うこと,民を守ること,神の戒めを守ること,罪悪に立ち向かうことに誇りを感じていた人。

記録を編纂したモルモンが、すべての人がモロナイのようであれば,地獄の力でさえもとこしえにくじかれ、悪魔は決して人の子らの心を支配する力を持たない、と評した人。

モーサヤの息子アンモンや,モーサヤのほかの息子たち,またアルマとアルマの息子たちのような、神の人。

※記録を編纂したモルモンは息子に「モロナイ」という名前を付けた。司令長官モロナイと同じように、どんなときにも義に適った判断をし、義のために戦い続けてほしいという願いを持っていたと思う。
モロナイの人格、望み、信仰

(11-13節、16-18節)

モロナイは自由を守るために立ち上がった

モルモン書のアルマ書46章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があり[…]

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平和のために尽くしたモロナイ

モルモン書のアルマ書43章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があり[…]

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アルマ書55章
19)しかし見よ,それはモロナイが願っていたことではなかった。彼は殺人や流血を喜ばず,自分の民を滅亡から救うことを喜びとしていた。そして彼は,不当な行為を働くことができなかったので,レーマン人が酔っている間に彼らを襲って殺すことは望まなかった。

ニーファイ第一書22章
26)また,聖者の民の義のために,サタンはまったく力を持たず,長い年月にわたって解き放されることはありません。民が義のうちに住み,イスラエルの聖者が統治されるので,サタンは彼らの心を支配する力を持たないからです。

ニーファイ人の信条

必要であれば血を流してでも敵に対して自衛する。
自分の命を守るためでなければ,決して剣を振り上げない。

神さまの戒めを忠実に守るならば,神さまは自分たちをこの地で栄えさせてくださり,自分たちの直面する危険に応じて,逃れるように,あるいは戦争の準備をするように警告してくださる。
神さまは敵を防ぐためにどこへ行けばよいかを自分たちに知らせてくださり,そのとおりにすれば神さまは自分たちを救ってくださる。

これはモロナイが信じていたことでもある。

※自衛とは武器を捨てることではない。敵が攻めてきたときに、自分の妻子や神さまから与えられた自由を守るために必要な道具を常に磨いておくことだ。耳をすまして神さまの御声を聞けるようにしておくことだ。

(14-16節)

ヒラマンたちの働きで平和を保っていた

ヒラマンと彼の同僚たちも,モロナイに劣らず民のためによく働いた。彼らは神の言葉を宣べ伝え,また彼らの言葉を聴くすべての人に悔い改めのためのバプテスマを施した。
ニーファイ人は,ヒラマンと彼の同僚たちの言葉のために謙遜になったので,主から豊かに恵みを授けられた。

※義のために戦うことには、民を愛し、民の苦痛を和らげ、民を導くために、神さまの言葉を民に教え続けること、必要な儀式を与え続けることも含まれる。

(19-20節)

ニーファイ第一書17章
35)まことに,主はすべての人を公平に重んじられ,義にかなった者は神から恵みを受けます。

ニーファイ人には不本意な戦いが始まる

レーマン人の大軍が攻めてきたので、ニーファイ人は防衛のために武器を取った。

ニーファイ人は血を流すことは喜ばず、また、神さまにお会いする用意ができていない多くの同胞を,この世から永遠の世に送り込むことになるので、レーマン人に対して武器を取るのをつらく思った。

レーマン人に加わったニーファイ人の離反者に妻や子供たちが虐殺されることを防ぐために、自分たちの命を捨てるわけにはいかなかった。
ニーファイ人は、神さまの戒めを守るかぎりその地で栄えるという,神さまの約束を受けており、離反者がニーファイ人の血を流すことを喜ぶのに耐えられなかった。

※不本意ではあっても、防衛のために戦うことは必要なこと。時には命を捨てても守るものがある。平和を守るために犠牲となられた方々とそのご家族には感謝しかない。

(21-25節)

教義と聖約42章
45)あなたは死ぬ者を失うことで涙を流すほどに,また特に,栄光ある復活の望みがない者のために涙を流すほどに,ともに愛をもって生活するようにしなければならない。

おまけ

20代のころに書いたメモ

アマリキヤ
 レーマン人の王となったので、ニーファイ人を支配しようとした。
レーマン人の民
 少し前まで、ニーファイ人を恐れて戦おうとはしなかった
 アマリキヤはニーファイ人に反対する演説を民に聞かせた。
 だんだん民もその気になってくる。
アマリキヤ
 兵の数が多いので必ず勝つと決心した。ゾーラム人を連隊長とした。
モロナイ
 自国の民の自由を守るために力を尽くした。命を守るために戦った。
 モルモンは全ての人がモロナイのような人になることを望んでいる。
  自分の子供にモロナイと名付ける。
ヒラマンとその兄弟たち。
 モロナイに劣らない働きをした。
 宗務・・・霊的
 軍務・・・肉体的
ニーファイ人にとってレーマン人と戦うことは不本意なこと。
 勝てば、レーマン人が神を知る前に死ぬことになる。
 負ければ、ニーファイ人が滅びることになる。

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この物語からあなたは何を学びますか

ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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