神様はイスラエルを愛し、訓戒(戒め)に誠実に生きるように勧めますが、民はそれは価値のないことであると退けます。
神様は祝福を受ける条件を示し、聖文を学ぶように、心を改めるように勧めます。
こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
旧約聖書のマラキ書1章から4章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
聖書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
当時のイスラエル(ユダ)の民は、神様が約束されたことが実現していないことに不信感を抱き、神様に反抗し、堕落し、不正と貧困がはびこっていました。
男性は、イスラエル(ユダ)の妻を離婚し、異国の女性を迎え、偶像礼拝をおこなっていました。
神殿を清く保つはずの祭司たちも、その義務を怠り、民が聖くない捧げものを持ってくることを認めていました。
マラキ書から学べる3つのことをご紹介します。
マラキ書から学べる3つのこと:神様の訓戒(戒め)に従った生活をするように心がけることで祝福を得ます
2.神様はあなたを守り、物質的にも豊かにしてくださいます
3.イスラエル(ユダ)の民は神様に反抗し続け、祝福を失いました
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
以下で引用符「」で示しているのは、参考聖句などです。
ひとつひとつ簡単に解説します。
1.あなたが神様に従う時、歩むべき道は示され、祝福を受け、先祖と子孫と結び合わされます
神様は、神様に従おうとする人、義人を導かれます。
誠実に神様の訓戒(戒め)に従う人を祝福されます。
あなたを導く聖霊と、神様の前に道を備える人、学ぶべき言葉を与えてくださります。
あなたが神様に捧げる犠牲(従おうとする心)を神様は受け入れてくださり、
あなたに世とは異なる祝福を与え、あなたを清め、あなたの家族、先祖、子孫を永遠に結び固めてくださいます。
神様は「あなた」が神様の訓戒に従って歩み、永遠の祝福を得るように望んでおられます。
これがマラキ書から学べることのひとつです。
2.神様はあなたを守り、物質的にも豊かにしてくださいます
神様がイスラエルに約束された祝福に、十分の一があります。
アブラハムも祭司メルキデゼクに十分の一を納め、神様からの祝福を受けました。
神様は私たちが差し出す心(犠牲)をよしとされ、私たちを守られ、物質的にも祝福されます。
神様に差し出す犠牲は、神様の御子が私たちの犠牲となられたことの予型です。
自分にできること、もっともよいものを捧げることを求めておられます。
神様はその約束を試してよいとしておられます。
3.イスラエル(ユダ)の民は神様に反抗し続け、祝福を失いました
イスラエル(ユダ)の民は、自分たちが祝福を受けないのは、自分たちの罪のためと認めず、神様に反抗し続けました。
神様は約束を守られます。民が約束を守らないために、約束が実現しません。しかし、民は神様の責任としていました。
神様に従うのは無益であるとし、神様の愛を否定し、神様をないがしろにし、形だけの礼拝になり、神殿の儀式に用いる犠牲として、良くないものを捧げました。
男性はイスラエル(ユダ)の妻を離婚して、異国から妻を迎え、妻が持ち込んだ偶像礼拝をおこなうようになりました。
民を導く立場にあり、神殿を清く保つ義務を負っていた祭司たちも、不誠実になり、ふさわしさを失っていきました。
そのことも、民が神様を侮る原因になりました。
民はバビロン捕囚の前に陥った罪に戻ってしまい、一時期の悔い改めの気持ちを失ってしまったのです。
その堕落のため、祝福を失い、貧困に苦しむようになりました。
神様から離れ、訓戒(戒め)に従わず、罪を重ねるようになった民は、神様の祝福を失い、先祖や子孫とも断ち切られ、終末のときに、苦しみを負うことになります。
マラキ書からいくつかの聖句を抜粋
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- イスラエルの回復
- (マラキ書3章)
1)見よ、わたしはわが使者をつかわす。彼はわたしの前に道を備える。またあなたがたが求める所の主は、たちまちその宮に来る。見よ、あなたがたの喜ぶ契約の使者が来ると、万軍の主が言われる。3)彼は銀をふきわけて清める者のように座して、レビの子孫を清め、金銀のように彼らを清める。そして彼らは義をもって、ささげ物を主にささげる。
4)その時ユダとエルサレムとのささげ物は、昔の日のように、また先の年のように主に喜ばれる。6)主なるわたしは変ることがない。それゆえ、ヤコブの子らよ、あなたがたは滅ぼされない。
16)そのとき、主を恐れる者は互に語った。主は耳を傾けてこれを聞かれた。そして主を恐れる者、およびその名を心に留めている者のために、主の前に一つの覚え書がしるされた。
17)「万軍の主は言われる、彼らはわたしが手を下して事を行う日に、わたしの者となり、わたしの宝となる。また人が自分に仕える子をあわれむように、わたしは彼らをあわれむ。
18)その時あなたがたは、再び義人と悪人、神に仕える者と、仕えない者との区別を知るようになる。(マラキ書4章)
2)しかしわが名を恐れるあなたがたには、義の太陽がのぼり、その翼には、いやす力を備えている。あなたがたは牛舎から出る子牛のように外に出て、とびはねる。5)見よ、主の大いなる恐るべき日が来る前に、わたしは預言者エリヤをあなたがたにつかわす。
6)彼は父の心をその子供たちに向けさせ、子供たちの心をその父に向けさせる。これはわたしが来て、のろいをもってこの国を撃つことのないようにするためである」。
- 十分の一の祝福
- (マラキ書3章)
10)わたしの宮に食物のあるように、十分の一全部をわたしの倉に携えてきなさい。これをもってわたしを試み、わたしが天の窓を開いて、あふるる恵みを、あなたがたに注ぐか否かを見なさいと、万軍の主は言われる。
11)わたしは食い滅ぼす者を、あなたがたのためにおさえて、あなたがたの地の産物を、滅ぼさないようにしよう。また、あなたがたのぶどうの木が、その熟する前に、その実を畑に落すことのないようにしようと、万軍の主は言われる。(創世記14章)
18)その時、サレムの王メルキゼデクはパンとぶどう酒とを持ってきた。彼はいと高き神の祭司である。
19)彼はアブラムを祝福して言った、/「願わくは天地の主なるいと高き神が、/アブラムを祝福されるように。
20)願わくはあなたの敵をあなたの手に渡された/いと高き神があがめられるように」。アブラムは彼にすべての物の十分の一を贈った。
- 反抗するイスラエルの民
- (マラキ書1章)
2)主は言われる、「わたしはあなたがたを愛した」と。ところがあなたがたは言う、「あなたはどんなふうに、われわれを愛されたか」8)あなたがたが盲目の獣を、犠牲にささげるのは悪い事ではないか。また足のなえたもの、病めるものをささげるのは悪い事ではないか。今これをあなたのつかさにささげてみよ。彼はあなたを喜び、あなたを受けいれるであろうかと、万軍の主は言われる。
12)ところがあなたがたは、主の台は汚れている、またこの食物は卑しむべき物であると言って、これを汚した。
13)あなたがたはまた『これはなんと煩わしい事か』と言って、わたしを鼻であしらうと、万軍の主は言われる。あなたがたはまた奪った物、足なえのもの、病めるものを、ささげ物として携えて来る。わたしはそれを、あなたがたの手から、受けるであろうかと主は言われる。(マラキ書2章)
10)われわれの父は皆一つではないか。われわれを造った神は一つではないか。なにゆえ、われわれは先祖たちの契約を破って、おのおのその兄弟に偽りを行うのか。
11)ユダは偽りを行い、イスラエルおよびエルサレムの中には憎むべき事が行われた。すなわちユダは主が愛しておられる聖所を汚して、他の神に仕える女をめとった。16)イスラエルの神、主は言われる、「わたしは離縁する者を憎み、また、しえたげをもってその衣をおおう人を憎むと、万軍の主は言われる。ゆえにみずから慎んで、裏切ることをしてはならない」。
17)あなたがたは言葉をもって主を煩わした。しかしあなたがたは言う、「われわれはどんなふうに、彼を煩わしたか」。それはあなたがたが「すべて悪を行う者は主の目に良く見え、かつ彼に喜ばれる」と言い、また「さばきを行う神はどこにあるか」と言うからである。(マラキ書3章)
7)あなたがたは、その先祖の日から、わが定めを離れて、これを守らなかった。わたしに帰れ、わたしはあなたがたに帰ろうと、万軍の主は言われる。ところが、あなたがたは『われわれはどうして帰ろうか』と尋ねる。
8)人は神の物を盗むことをするだろうか。しかしあなたがたは、わたしの物を盗んでいる。あなたがたはまた『どうしてわれわれは、あなたの物を盗んでいるのか』と言う。十分の一と、ささげ物をもってである。13)主は言われる、あなたがたは言葉を激しくして、わたしに逆らった。しかもあなたがたは『われわれはあなたに逆らって、どんな事を言ったか』と言う。
14)あなたがたは言った、『神に仕える事はつまらない。われわれがその命令を守り、かつ万軍の主の前に、悲しんで歩いたからといって、なんの益があるか。
15)今われわれは高ぶる者を、祝福された者と思う。悪を行う者は栄えるばかりでなく、神を試みても罰せられない』」。
- 祭司の役割と実情
- (マラキ書2章)
5)彼と結んだわが契約は、生命と平安との契約であって、わたしがこれを彼に与えたのは、彼にわたしを恐れさせるためである。彼はすでにわたしを恐れ、わが名の前におののいた。
6)彼の口には、まことの律法があり、そのくちびるには、不義が見られなかった。彼は平安と公義とをもって、わたしと共に歩み、また多くの人を不義から立ち返らせた。
7)祭司のくちびるは知識を保ち、人々が彼の口から律法を尋ねるのが当然である。彼は万軍の主の使者だからだ。
8)ところが、あなたがたは道を離れ、多くの人を教えてつまずかせ、レビの契約を破ったと、万軍の主は言われる。
9)あなたがたはわたしの道を守らず、律法を教えるに当って、人にかたよったがために、あなたがたをすべての民の前に侮られ、卑しめられるようにする」。
- 罪を犯し反抗するものは絶たれる
- (マラキ書2章)
12)どうか、主がこうした事を行う人をば、証言する者も、答弁する者も、また万軍の主にささげ物をする者をも、ヤコブの幕屋から断たれるように。(マラキ書3章)
2)その来る日には、だれが耐え得よう。そのあらわれる時には、だれが立ち得よう。彼は金をふきわける者の火のようであり、布さらしの灰汁のようである。9)あなたがたは、のろいをもって、のろわれる。あなたがたすべての国民は、わたしの物を盗んでいるからである。
(マラキ書4章)
1)万軍の主は言われる、見よ、炉のように燃える日が来る。その時すべて高ぶる者と、悪を行う者とは、わらのようになる。その来る日は、彼らを焼き尽して、根も枝も残さない。
(操作方法)右側の「+」付近をクリックすると聖句が広がって出てきます。
そのあと、右側の「-」付近をクリックすると閉じます。
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