旧約聖書・創世記・ヨセフの物語から学べる7つのこと:逆境にあっても忠実であり続ける

旧約聖書の創世記のエジプトのヨセフの物語には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。
人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。
また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。

旧約聖書の創世記37章から50章にエジプトのヨセフの物語があります。
この物語は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。

聖書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

アブラハムの孫、イスラエルには12人の息子が生まれました。
彼が最も愛したのはラケルの長子ヨセフでした。
彼は信仰篤く、正しい人でした。
しかし、年上の兄弟たちからねたまれ、エジプトに奴隷として売られてしまいます。
そこでも、ヨセフは神様に従い、神様の力を得て、飢饉に苦しむ家族を救いました。
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エジプトのヨセフの物語から学べる7つのことをご紹介します。

エジプトのヨセフの物語から学べる7つのこと(創世記37章から50章

1.神様は「あなた」が困難な状況に負けず、常に正義を選んでほしいと願っておられます
2.ヨセフは将来に対する備えをするように準備し、民の命を救いました
3.ヨセフは自分を奴隷として売った兄たちをゆるしました
4.エジプトの王はヨセフを選びました
5.ヨセフは人の心を知る人でした
6.豊作のときに、飢饉に備えておく必要があります
7.ヨセフはイスラエルの長子の権を引き継ぎました

旧約聖書の創世記37章から50章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
以下で引用符「」で示しているのは、上記で示した範囲以外の聖句などです。
他の聖典などでどのように解説されているかを示すために載せています。

ひとつひとつ簡単に解説します。

1.神様は「あなた」が困難な状況に負けず、常に正義を選んでほしいと願っておられます

ヨセフは母を早くになくし、兄弟から憎まれ、殺されそうになり、奴隷として売られ、冤罪で長期間牢獄に入れられ、大切な約束は忘れられました。
それでも、神様への信仰を固く保ち、常に最善と尽くし、熱心に働き、謙虚であり、神に栄光を帰しました。

これが創世記のエジプトのヨセフの物語から学べることのひとつです。

2.ヨセフは将来に対する備えをするように準備し、民の命を救いました

ヨセフは王の夢を解き明かした後、豊作の間に穀物を蓄え、その後の飢饉に備える方法を提案し、その実行を任せられました。
ヨセフは、起きたことに翻弄されるのではなく、起きる前に準備を怠らないようにし、飢饉の際には公平と哀れみをもって対応することで、民の命を守りました。

3.ヨセフは自分を奴隷として売った兄たちをゆるしました

ヨセフは兄たちが心を改めたことを確かめ、兄たちを完全にゆるしました。
父ヤコブ(イスラエル)の家族、兄弟たちの家族の命をすべて救いました。

4.エジプトの王はヨセフを選びました


エジプトの王はヨセフの人となりを知り、その知恵を知り、国難を乗り切るために必要として、ヨセフを宰相に選びました。
エジプトの王はすべての政治をヨセフに委ねました。

5.ヨセフは人の心を知る人でした

兄たちが食料を買いにエジプトに来た時、身の潔白を示すように求め、それによって、父や弟が無事であることを確認しました。
必ず、弟をつれてもう一度エジプトに来るように仕組みました。
(ルベンが失い、ヨセフがいなくなった後の長子の権はシメオンに継がれることになります。その大切なシメオンをとらえ、また支払った銀を返しておきました)

ベニヤミンが来た時には、扱いに差をつけて、兄たちがどうするか見ました。
ベニヤミンにかけた疑いのため、ベニヤミンを奴隷にすると告げた時に、ユダが代わりに奴隷になると申し出るのを見ました。
(かつて、ヨセフを奴隷として売ったのは、ユダでした)

6.豊作のときに、飢饉に備えておく必要があります


豊作の穀物を散在することなく、蔵に蓄えることで、飢饉を乗り越えることができました。
おそらく、豊作が続く年には、ヨセフの政策をあざ笑うものもいたでしょう。飢饉がくることを疑う者もいたでしょう。

7.ヨセフはイスラエルの長子の権を引き継ぎました

ヨセフは、幼いころに見た夢を実現させ、イスラエルの長子の権を継ぎました。
それは、長い年月の逆境に耐え、常に善を選び、最善を尽くした結果でした。

1)イスラエルの長子ルベンの子らは次のとおりである。――ルベンは長子であったが父の床を汚したので、長子の権はイスラエルの子ヨセフの子らに与えられた。それで長子の権による系図にしるされていない。
2)またユダは兄弟たちにまさる者となり、その中から君たる者がでたが長子の権はヨセフのものとなったのである。
歴代志上5章1節~2節

13)ヨセフについては言った、/「どうぞ主が彼の地を祝福されるように。上なる天の賜物と露、/下に横たわる淵の賜物、
14)日によって産する尊い賜物、/月によって生ずる尊い賜物、
15)いにしえの山々の産する賜物、/とこしえの丘の尊い賜物、
16)地とそれに満ちる尊い賜物、/しばの中におられた者の恵みが、/ヨセフの頭に臨み、/その兄弟たちの君たる者の頭の頂にくだるように。
17)彼の牛のういごは威厳があり、/その角は野牛の角のよう、/これをもって国々の民をことごとく突き倒し、/地のはてにまで及ぶ。このような者はエフライムに幾万とあり、/またこのような者はマナセに幾千とある」。
申命記33章13節~17節

おまけ:ヨセフとユダの対比

創世記37章と39章はヨセフの話、38章はユダの話になっています。
なぜ、ヨセフとユダを対比するように並んでいるのか。
以下はわたしの考察です

ヨセフ(エフライム族とマナセ族)とユダ族はイスラエルの12支族の中でも指導的な地位を築きます。
この2支族の祖である二人に何があり、どんな人であったのかを子孫と私たちに知らせるのが創世記の後半の目的で、
そのために、ヨセフの話の間にヨセフとユダがどんな人物でユダ族の祖にどんなことがあったのかを記したのだと考えています。

創世記の終わりから出エジプト記にかけての記述は私たちの手元にないのですが、わたしは、ヨセフ(エフライム・マナセ)族がイスラエル12支族全体の長として統率していたのではないかと考えています。
根拠は、出エジプト記1章8節「ヨセフを知らない新しい王が・・・」とあること、13章19節に「モーセはヨセフの遺骸を携えて」とあり、ヨセフが別格に扱われていること、ラバンが古代の記録を記した真鍮版を持っていましたが、彼はヨセフの子孫であり、ヨセフの子孫に代々伝わる記録には、ユダ族が残した聖書よりも多くの預言が記され、その中には、ヨセフの子孫にまつわる預言(散乱と集合)が含まれていることです。

ユダはエジプトに向かったときに、ヨセフの弟ベニヤミンを守るという約束をしました。ダビデはヨナタンとの約束を守るために、ベニヤミン族を守りました。
神さまの業は驚くことが多いです。聖典を学ぶ機会があることは素晴らしいことだと思います。

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エジプトのヨセフの物語からあなたは何を学びますか



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この物語からあなたは何を学びますか

ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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