- ニーファイは、なぜ二組の版が必要になるのかを知らない。
- 神さまはその理由を教えていない。
- しかし、ずっとあとになって、ひとつの理由が明らかになる。
- 翻訳者が歴史記録の前半部分を紛失し、その代わりとして、民への務めと預言の部分を翻訳することになったのである。
- ニーファイは、二組の版を造り、モルモンは歴史の抄録を造った。モルモンも抄録作業ははじめてだったろうから、初めの作業は練習となり、翻訳者にとっても、初めの部分は練習となっただろう。
神さまは、はじめからそのことをご存知で、準備をされていた。
こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のニーファイ第一書9章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
モルモン書・ニーファイ第一書9章の要約と感想
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リーハイは多くの示現を受けた
リーハイは、レムエルの谷で暮らす間に、子どもたちに多くの示現を受け、子どもたちに話していた。
(1節)
ニーファイは二組の版を作った
ニーファイの小版は、ニーファイが約束の地に着き、リーハイの死後、レーマン・レムエルと別れた後(エルサレムを出てから30年後)に、神さまの命令によって作られた。
(ニーファイ第一書19章1節-3節、ニーファイ第二書5章28節-31節、参照)
ニーファイ第一書19章1節-3節を見る
ニーファイ第二書5章28節-31節を見る
ニーファイはまず歴史を刻むために大版を作り、そのあと、民に対する務めを刻むために小版を作るように命じられた。
詳細な歴史の記録の中とは別に、のちの民に必要なことを伝えるために、霊的な事柄を中心に記録を作成した。
一度で完全なものはできない。練習を重ねた後、よいものができることを神さまはご存知であった。
それは、翻訳者の練習と、失敗に備えるためのものでもあった。
ニーファイには目的は教えられなかった
「主はある賢明な目的のために、わたしにこの版を造るように命じられたが、その目的はわたしには分からない。」
(5節)
ニーファイには、労力がかかるから、めんどだから、すでにひとつ作ったから、理由がわからないから、という言い訳はない。
神さまからの命令があれば、自分にできる最善をつくす、ということだけである。
神さまはすべてをご存知であらかじめ用意をされている
神さまは初めから終わりまですべてをご存知である。
ご自分の業は、人に不死不滅と永遠の生命を与えること。
そのために方法を備え、ご自分の約束をすべて行われる。
わたしたちは、
その権威をお持ちの方を信頼し
従うことで
神さまがわたしたちに与えてくださるすべてを得ることができる
(6節)
おまけ
ニーファイの版に2種類あること 2Ne5:30
大版 民についての完全な歴史記録(王の治世、戦争、不和)
小版 民についての教務記録
みこころが何であるかはわからないが、ニーファイは信仰によって、
主の命に従い、主に頼る。
ニーファイにとっては、主が命じたもう、という理由で充分である。