モルモン書・モーサヤ書17章の要約と感想

モルモン書のモーサヤ書17章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。

モルモン書のモーサヤ書17章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

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モルモン書・モーサヤ書17章の要約と感想

モルモン書のモーサヤ書17章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
モーサヤ書17章のオンライン版はここをクリック
※別タブ(画面)で開きます

モルモン書のモーサヤ書17章には、神さまの教えから離れてしまったノア王と祭司たちが、神さまから彼らの罪悪をはっきりと告げ、悔い改めを促すように遣わされたアビナダイを火で焼き殺すことが記録されている。
ノア王は神さまの裁きを恐れたが、祭司たちの言葉に怒りをかき立てられ、アビナダイを祭司たちの手にゆだねた。
アビナダイは最後に彼らに対する神さまの報復を預言し、息絶える。
一人の若き祭司アルマがアビナダイの言葉を信じ、ノア王から命を狙われることになる。

祭司たちは王をせきたててアビナダイを殺させる

アビナダイの預言の言葉を聞いて、ノア王は腹をたて、祭司たちにアビナダイをとらえて殺させるように命じる。
ノア王はアルマが逃げた後、衛兵に命じてアビナダイをとらえさせ、縛って、牢に投げ込ませた。

三日後に、ノア王は祭司たちと相談して、アビナダイを自分の前に連れてこさせ、
アビナダイが、神さま自らが人の子らの中に降ってくる、と言ったことを理由に、死刑を言い渡す。

アビナダイがノア王や民について述べた災いの預言を取り消せば、死刑を免れると告げた。

※ノア王が気に食わなかったのは、自分に対する災いの預言

アビナダイは、

  •  民について述べた言葉は真実なので取り消さない。
  •  その言葉が確かであることを告げるために進んでノア王に捕えられるようにしたのである。
  •  アビナダイの言葉は、ノア王を責める証となる。
  •  アビナダイを殺すなら、罪のない者の血を流すことになる。
  •  そのことも終わりの日にノア王を責める証となる。

と告げた。

ノア王は、それを聞いて、神さまの裁きが自分に降ることを恐れ、アビナダイを釈放しようとする

ノア王の祭司たちは王に「アビナダイは王を罵った」と声をあげ
ノア王はアビナダイに対する怒りをかき立てられ、アビナダイを殺すために引き渡す。

※イエスさまが捕らえられ、ローマ帝国の第5代ユダヤ属州総督のピラトのもとに送られ、ピラトの裁判を受けたが、ピラトはイエスさまに罪(ローマに対する反逆罪:ユダヤ人の指導者はこの罪で訴えた)を認めることができず、釈放しようとした。しかし、ユダヤ人の指導者は、ローマの法で死刑(十字架につける)になることを望み、民衆をたきつけて、ピラトに迫った。ピラトは暴動を恐れて、ユダヤ人の要求を受け入れた。

祭司たちはアビナダイを捕らえて縛り上げ、薪を燃やして、火あぶりにして殺した。

※管理する者の心の高ぶりは、管理される人たちの生活にも悪影響を与え、民全員が神さまから離れてしまうことになる。
※自分の「肉の」心のままに生きることは肉の欲を満たすことにはなるが、神さまから離れた生活(罪悪)は幸福をもたらすことはない。
※悪魔は一度つかんだ人の心が、悔い改めることのないように、しっかりととらえて離さないようにする。
※ノア王がアビナダイを釈放しなかったのは、自分の高慢な気持ちと、自分が選んだ祭司たちのへつらいのゆえである。

(1節,5-13節)

参照聖句
ノア王
モーサヤ書11章
1)さて,ゼニフが王位を息子の一人ノアに譲ったので,ノアが父に代わって統治を始めた。しかし,彼は父の道を歩まなかった。
2)見よ,ノア王は神の戒めを守らず,自分の心の望むままに歩んだ。彼は多くの妻とそばめを持ち,また民にも罪を犯させ,主の目から見て忌まわしいことを行わせた。そして彼の民は,みだらなこととあらゆる悪事とを行った。
5)彼はかつて父が任命した祭司たちをすべて辞めさせ,代わりに高慢な,心の高ぶっている新しい祭司たちを任命した。
救い主の裁判
(ルカによる福音書23章)
1)群衆はみな立ちあがって、イエスをピラトのところへ連れて行った。
2)そして訴え出て言った、「わたしたちは、この人が国民を惑わし、貢をカイザルに納めることを禁じ、また自分こそ王なるキリストだと、となえているところを目撃しました」。
3)ピラトはイエスに尋ねた、「あなたがユダヤ人の王であるか」。イエスは「そのとおりである」とお答えになった。
4)そこでピラトは祭司長たちと群衆とにむかって言った、「わたしはこの人になんの罪もみとめない」。
5)ところが彼らは、ますます言いつのってやまなかった、「彼は、ガリラヤからはじめてこの所まで、ユダヤ全国にわたって教え、民衆を煽動しているのです」。

(マタイによる福音書27章)
24)ピラトは手のつけようがなく、かえって暴動になりそうなのを見て、水を取り、群衆の前で手を洗って言った、「この人の血について、わたしには責任がない。おまえたちが自分で始末をするがよい」。
25)すると、民衆全体が答えて言った、「その血の責任は、われわれとわれわれの子孫の上にかかってもよい」。

祭司アルマはアビナダイの言葉を信じる

ノア王はアビナダイを殺すように命じたが、ニーファイの子孫であった年若い祭司アルマはアビナダイの言葉を信じた。
アルマは、アビナダイが証言した罪悪のことを知っていた。
アルマは、王に、アビナダイを怒らずに、安らかに去るのを許すように懇願した。

王はますます腹を立て、アルマを追い出して、召使にアルマを殺すように命じた。

アルマは王の召使から逃れて、何日も身を隠し、その間に、アビナダイの言葉をすべて書き記した。
(2-4節)

アビナダイの預言

アビナダイが炎で焼き殺される際に、祭司たちに、神さまがご自分の民を滅ぼすものに報復をされると預言した。

  • 祭司たちがアビナダイに行ったように、祭司たちの子孫も、救い主を信じている人々に、火あぶりの死の苦しみを与える。
  • 祭司たちは、自分の罪悪のために、あらゆる病気で苦しむ。
  • 祭司たち、ノア王の民は、いたるところで打たれ、追われてあちらこちらに散らされる
  • 駆り出され、敵の手に捕らえられて、火あぶりの死の苦しみを受ける。

(14-19節)

アビナダイは命をかけて民を救った

アビナダイは、預言し終えて、倒れて焼け死ぬ。
アビナダイは、神さまの命令に従った(民に預言した)のでこの世の命を奪われた。
自分の言葉が正しく真実であることを死によって証明した。

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モルモン書・モーサヤ書17章からあなたは何を学びますか



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この物語からあなたは何を学びますか

ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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